『自分で「始めた」女たち』レビューと感想

ライター向きの本紹介

ウキウキするような道へ導いてくれる人はいないかな

人生のロールモデルが作りたいな

という人に打ってつけの本です。

自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インス [ グレース・ボニー ]価格:2,200円
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この本は、112人の女性が自分で切り開いたキャリアについて語っています。

座右の銘は?」「駆け出しの頃役に立ったアドバイスは?」「ミスから学んで成功につながったことは?

そんな質問から一人一人の人生や人物像が見えてきます。

読んだ後、今の自分に言い訳できなくなる。

大学を卒業して一般企業に入社したけど「自分で何かを始めてみたい」と何者かになるために心が忙しい毎日。

頭の中で何者かになった自分を想像している時間は華ですが、現実に戻ると何者でない自分

かといってやりたいことやなりたい職業が明確でない。

このままでいいんだろうか…。

ウキウキするような道へ導いてくれる人はいないかな

人生のロールモデルが作りたいな

そう思っていた時に出会ったのが『自分で「始めた」女たち』です。

外国の知らない人たちの生き方について書かれています。

そこがいい。

私の狭い視野だとロールモデルを探せても、せいぜい日本の有名人のプロフィールをネットで検索するくらい。

そして、顔がいいからだろ、頭がいいからだろ、と変な言いがかりをつけて「自分とは素質が違う」と拗ねてしまいます。

それは彼たち彼女たちのキラキラしている「結果(今の姿)」だけを見ているから。

過程(過去の努力)」を知らないから。

ところが、全く知らない人の人生をのぞいてみると、言い方に語弊があるかもしれないけど「何もないところから自分の力で輝きはじめた人たちがいる」ことに気づかされます。

あまり結果(今の姿)を知らないから、過程(過去の努力)に焦点を当てることができるのです。

実際、日常レベルの彼女たちの姿を知ることができ、自分もこんなもんだよね、と身近に思うことができます。

キラキラ自分とは違う世界にいるような人でも、案外日常では自分と同じような悩みを抱えているんです。

これまで「素質が違うから」と言い訳していた自分とはおさらばできるわけです。

自分ののびしろはどこに?

それでは、何者かになった彼女たちと自分では何が違うのか。

自分が何者でもないのは「素質」のせいにしていたけど、そうじゃない。

圧倒的に「努力が足りない」ということに気づかされます。

私が本の中でもグサッと刺さった質問は「キャリアや仕事のために払った最大の犠牲は?

彼女たちの多くは自由な時間を売って、仕事の成功をつかみ取りました。

さて、私は未来の自分のためにどれほどの時間を費やせているのか。

…スマホ片手に友達のキラキラSNSを見て憂いている。

この空白の時間を未来のために使うべきではないか。

小さいけどリアルなことから始める。

彼女たちに共通することは、リアルな夢を描けていること。

片や私は、こうなりたい、ああなりたいという夢がまるで形になっていない。

まずは自分がどうなりたいかを言語化する。

そうして探し出した今の私の夢は、在宅で働くこと。

仕事内容はこれなら続けられるというものを探り中。

ということで、在宅ででき、かつ簡単に始められる「書く」ということから始めています。

発信をしても驚くほどに世間から反応はないです。

しかしはじめて1か月もすると、新しい案が出てきたり、もっとこうしたいという欲も出てきます。

やってみなくては分からない「勘」というものがある。

本の題名でも強調されているように、とりあえず「始める」ことが大切だと感じます。

なんとなく始めてみたい仕事でも、やってみないと自分に合うかどうかは分かりませんよね。

「ほんものはつづく。つづけるとほんものになる。」という言葉があります。

始める、そして続ける。

辞める決断をするのも始めてから。

はじめて1日で何者かになるのは厚かましい。

こんな小さいことをしても意味があるのかとはじめは問いただしたくなるけれど、本を100冊読めばそれもひとつの実績になります。

「続ける」は簡単な言葉だけど、侮れない。

まずは自分なりのリアルな(実現できるだろうと思える程度の)夢を掲げて、それに向かって小さいことから積み重ねていく。

私も在宅でできる小さいことを毎日コツコツ重ねています。

たとえば、ブログ記事を1本書く。

SNSを見ることに費やす「形のない時間」よりも、自分の未来のために「毎日小さくもリアルに積み重なっていく時間」を過ごしている方が振り返った時にそれだけでご飯のお供になりそう。

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以上、『自分から「始めた」女たち』を読んだ感想と学んだことでした。

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